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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第3章 第3話 恋人-ラヴァーズ-と戦車-チャリオッツ-


カチカチカチカチカチカチ……

血の気の多い女はひたすら両手のアメリカン・クラッカーを鳴らしダリオはナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-を出しながらお互いに一歩も動かない膠着状態が続いてる。

「ほらほら!早く攻撃してこいよ!このタマナシ!!」

「アハハ…ダメだよ。女の子がそんな言葉遣いを使っちゃ…可愛い顔をしてるのに。」

「んだと?!さっきからムカつくんだよ!てめぇ!!」

血の気の多い女はダリオの指摘に頭に血が上ったのか露骨にキレはじめてはダリオに突っ掛かる。

「オラッ!」

「うっ!強いね…」

血の気の多い女は片方のアメリカン・クラッカーを鈍器の様にダリオの頭にぶつけようとするがダリオのナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-は大きなメスで受け止める。

しかしダリオはナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-から伝わるクラッカー・ハート-撲殺の鈍器-の威力に焦りを感じる。

「まだ、もう片方があることを忘れるなよ!この阿呆が!」

「これは本当にマズイな…」

「ちっ!」

「危ない危ない…」

ダリオはどうにか反対のアメリカン・クラッカーによる攻撃を紙一重に避けて血の気の多い女と距離をあける。

カチカチカチカチカチカチ……

血の気の多い女は再びアメリカン・クラッカーを鳴らしながら慎重に戦闘の作戦を練っているのか一歩も動かない。

「さぁ…どうする?ツギハギの変態!さっきからアタイの胸を見てて戦いに集中出来ないのか?!」

「え…いや…見たつもりはないんだけど…ってか僕はそんな胸を強調した服はハシタナイって思うし僕は胸よりもお尻派で…」

「この変態!!サラリと自分の性癖を晒してんじゃねぇ!!」

「ん…困ったなぁ…」

血の気の多い女は再びアメリカン・クラッカーを鳴らしながらダリオの前に攻撃を仕掛ける。

「攻撃が当たらなきゃ…大丈夫だから…アレ…?視界が…」

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