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「ちっ！フルチャージのチャリオッツの攻撃だったのによ！」

「正直キツいな…」

お互いに着地して息を荒げながら体勢を立て直そうとするが、さっきの攻撃は全力対全力。あんまり力が残ってないのが現状。



「一八ぁあああ！！」

「刃！純弥！」

俺は純弥の指示に従いながらハングドマンで木から木へと飛び移りながら一八の所に辿り着いたが一八は敵と戦闘中のようだった。

「一八！大丈夫か？！」

「あぁ。どうって事はねぇよ。あともう少しでコイツをブッ飛ばすところだ。」

「一八！今はそれ所じゃない！」

「何でだよ？！」

「何処で騒ぎを聞き付けたか分からねぇけど魔導軍がこの辺りに包囲しているんだよ？！それもかなりの数が！」

「なに？！」

一八は驚きを隠せないでいると敵の気だるそうな男は俺と純弥に１つ質問を投げ掛ける。

「なぁ。あんたら２人が今ここに居るって事は俺のリーダーと参謀は倒されたって事で良いのかい？」

「うん。ブッ飛ばしてきた。」

「その辺に倒れてるぜ。」

「ん…困ったなぁ…」

気だるそうな男は頭をかきむしりながら少しだけ黙り込む。

「仲間の敵討ちなら受けて立つが今は魔導軍に囲まれてるからあんまり長居は出来ないぞ？」

「いや。止めとくよ。俺はそんな性格じゃないしよ。眼鏡の兄ちゃん。俺はリーダーと参謀を拾ってあの猪女の所に伝えるよ。あばよ。戦車の兄ちゃん。」

気だるそうな男は槍を地面に突き刺す様に置くと槍は如意棒の様に長く伸びて消え去る。

「ちっ！今度こそケリを着けてやる！」

「取り敢えずダリオの所に行こう。結構近くに居るぞ。」

「オーケー！じゃあ捕まって！バインド･ハングドマン-緊縛の吊るされた男-！」

一八と純弥は俺に捕まりながら俺はバインド･ハングドマン-緊縛の吊るされた男-で再び木から木へと飛び移る。