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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第3章 第3話 恋人-ラヴァーズ-と戦車-チャリオッツ-


ダリオは右の横腹の部分に血の気の多い女のクラッカー・ハート-撲殺の鈍器-をまともに喰らってしまい、ダリオは右の横腹を手で押さえながら立ち上がる。

「あいたたた…頭は痛いし、これは肋骨にヒビは…大丈夫みたいだね。」

「おいおい。なに余裕ぶっこいてんだ?!この変態!!」

「まぁまぁ。短気は損気って言葉を…」

「うるせぇ!ぶっ殺してミンチにすんぞッ?!」

「恐いなぁ…まぁ、でも君の能力はだいたいは分かったよ。」

「あんだと?!コケ脅しなら…」

「まぁまぁ。聴くだけ聴いても損はないからさ。君のクラッカー・ハート-撲殺の鈍器-は見た目はアメリカン・クラッカーだ。だけど僕のナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-と同じ元はキャリバー・カードだ。」

「何を今更…」

「そこでだキャリバー・カードなら何かしらの付加能力が無ければ味気がない。そこで僕は考えたのさ。君の能力ばある一定の条件を満たせば能力が発揮出来る゙ってね…」

「…」

「そこで僕は思い返してみたんだよ。何故に急に頭がカチ割れそうなくらいの頭痛が起きたのか…君と戦闘が始まる前はむしろ調子が良くて絶好調だったから異世界に来たことによる風土病はまずない…」

「他には虫に刺されたとか感染したとかあるんじゃないのか?」

「それも考えたけど虫刺された事も虫刺された痕跡も無かった。細菌やウイルス感染には何事にも潜伏期間がまだ短い。だとして考えられるのは君の能力さ。」

「ほう…なんなら答えが聞きたいね。」

「僕は君と戦闘が始まってから頭痛が起きるまでに君の攻撃は一切受けなかった。むしろ僕は君の攻撃を避けたんだよ。紙一重でね…」

「おいおい。攻撃を喰らってないのに何で頭痛が起きるんだよ?可笑しな話だな。」

「君の能力ば物凄い短い範囲なら空気の衝撃による攻撃゙が出来るって考えたのさ。」

「へぇ…何でその答えに至った?」

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