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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第4章 第4話 ギルド全員集合


「この方達が例の賊8名ですかぁ…でも不思議な話ですねぇ。名前も素性も何ひとつ無いことに我輩はとても骨が折れそうです。」

「元帥。この賊は如何様に処分致しますか?」

「そうですねぇ…まぁ、捕まえたとしても初犯でしょうから罰金で済むかも知れませんが……彼ら8名の素性と目的など色々と情報を引き出して貰えれば充分ですよ。」

「世界貴族がそれで納得するでしょうか?」

「そうですねぇ。中々納得はいかないかも知れませんが適当に死刑囚を見せしめに公開処刑すれば問題ありませんよ。この顔を知っているのは我輩達だけですからねルル。」

「かしこまりました。元帥。」

ルルを始め他の連中もリカルドからある程度の指示を出した所で今度はフリードがリカルドに質問を投げ付ける。

「なぁリカルド公。」

「なんです?フリード。」

「あのさぁ。このマティーの念写の映像を見て思い出したんだけどさ。能力が例のアイツラとかなり酷似してるんだよね?」

「あぁ。確かフリードとウロたんが視察に行ったんですよね?」

「うむ。我もフリードと同意見だ。」

「確かに、あの方達も素性も目的も一切不明でデータも何も無かったですよねぇ。不思議な事に指名手配の一味の幹部の首を手土産にして魔導軍の特別枠に入った方達ですよね?」

「うむ。彼らばグローリー゙と名乗って魔導軍の特別枠で活躍している。何だが怪しい連中だが実力も我も認める。」

「なるほど。どうやら、ここ2、3日の間にこのユーアシアに不穏と言うか急激な波の様な物が動いているようですね。それで、彼らはどんな能力なんですか?フリード」

「簡単に言えばさ。こうカードが目の前にクルクル回ってさ。なんか名前を叫ぶと能力発動みたいな?能力も個々によってバラバラで長所もあれば短所もある。そして能力自体も限定的。」

「ふむふむ…確かにフリードの言う通り賊の8名と酷似してますね。」

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