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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第4章 第4話 ギルド全員集合


「なるほどな。一八の場合は相性か…一八のチャリオッツは正に近距離パワー型なのに対してあの槍使いは中距離変化型って所か…」

「まぁ、その通りだな。やりづらい他なかったぜ。純弥はどうなんだよ?」

「俺の相手はコインだな。」

「コイン?」

「あぁ。両手からコインがマシンガンの様に撃ち込んできたな。厄介なのは空間からまた別の空間に移動させて不規則で変則な攻撃だった。」

「マジか。だいぶ手こずっただろ?」

「まぁ…俺の能力だから勝てた様なもんだな。俺のフールで思いっきり音を叩き込んで勝てたな。」

「なるほどな…って純弥の能力はなんだよ?」

「そう言えば紹介してなかったな。俺の能力はノイズ・ザ・フール-騒音の愚者-だ。自由と発想力に可能性を暗示する愚者のカード。武器はギターだ。」

「ギター?それが武器って事は直接相手にギターを叩きつけるのかよ?」

「まさか。そのギターは音による攻撃だよ一八。音は空気の衝撃だからな。その衝撃を活かした攻撃が音撃って言って俺の能力なんだよ。」

一八は純弥の能力を一通り聴いた所でベットに寄っ掛かる様に背にもたれて軽く欠伸をする。

「なるほどなぁ…純弥も個性的な能力なんだな。でも1番気になるのは刃の能力なんだよな。」

「あぁ、俺のハングドマンは俺の意志で身体の何処からでも鎖が出せるんだよ。」

「ふーん。でも戦う時はどうするんだよ?」

「本来は敵の拘束が目的の能力だからな。でも案外ハングドマンは使い勝手が良いんだぜ?尖端に楔が着いてるから器用に扱えば物とか刺せるし、鎖同士を編み込んで武器の形もできるし。」

「つまり能力も限定的だが使いようって訳ね…今の所チャリオッツは殴る事しか出来ないからな…」

「どちらにしても……腹減ったぁあ…」

俺の腹の虫は1日中動き回ったからどうやら早く栄養が欲しいようだ。身体は正直って事か…あぁ…腹減ったぁ…


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