
カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-
第4章 第4話 ギルド全員集合
「刃…俺達はこれからの事をだな…」
「まぁまぁ純弥よ。時間も時間だ。俺もちょうど腹が減ってきた所だ。」
「一八まで…仕方がない。飯を食いながら話し合うぞ。」
「わーい!ご飯!ご飯ッ!!俺マスターに言ってくるわ!」
ダリオ以外の全員が晩飯を食いながら話し合う事になったから俺は部屋を跳びはねながら部屋を出て鼻唄を歌いながら階段で下に降りていく。
「なぁ!なぁ!マスター!!」
「おう!どうした?!」
俺がマスターの名前を叫ぶとマスターは厨房から顔を覗かせてきた。どうやら店を見た感じ忙しそうだけど…
やっぱり食欲には勝てないのでお願いしてもらうことにしてもらう。
「あのさ。晩飯を10人前作ってくれる?!俺達のは後で大丈夫だからゆっくり作って!!店が忙しそうだし。」
「分かった!あぁ…でも軽く40分くらいは掛かりそうだ。少しだけ待っててくれ。」
「分かった!」
俺がそう言った後にマスターは厨房に戻り仕事に戻る。
俺は店の周りを見てみると1日汗水垂らして働いたオッチャンが殆どだけどジョッキを片手に酒を飲む。
そして酒のツマミを食っては飲み中には楽しげに飲んでは騒いで、また中には静かに飲んでは雰囲気を楽しんだり、カードやコインのゲームで賭けて遊んだりと…
マスターの店には誰1人として暗い顔をしないで楽しく明るく飲んでる人達が全員だ。俺も…いつかそんな店にしたい…
俺は階段に上がり自分の部屋に入ると俺が下に降りていた間にダリオが気が付いたみたいだった。ダリオも少しは顔色が良くなったみたいだ。
「ダリオ大丈夫?」
「僕は大丈夫だよ。医者の僕が看病されるのは少し皮肉だよ。」
「そう言うなよ。仲間じゃねぇか。」
「有り難う刃。たぶん明日には動けるよ。」
「それは良かった。」
ダリオも寝たら少しは良くなったみたいだが…明日には発たないとだな。
