
カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-
第4章 第4話 ギルド全員集合
「どうやら森の中にはあんまり魔導軍てか人すら居ないようだな。」
「取り敢えずは無駄な戦闘は避けられるみたいだね。」
「にしてもさ。かなり霧が濃いよな森の中って。」
「視界が悪くてあんまり見えねぇな。」
森の中に入って身を隠す事には当たりだったけど何にしても霧が濃い。純弥を戦闘にダリオ、俺、一八で歩いて居るけどダリオのすぐ近くに歩かないと見失いそうだ。
「地図だとこの森を抜ければ次の街に出られる様だ。そこで朝飯にしよう。」
「マジで?!よっしゃあッ!朝飯!朝飯ッ!!」
「おい!刃!あんまり走るな。ただでさえ霧が濃いんだからはぐれるだろ?!」
俺は早く朝飯が食いたいから、さっさと森を抜けて次の街に向けてはしゃぎ出す。
「それにしても本当に霧が濃いよね?」
「だな。なんだか不自然なくらいに濃いな。」
ダリオと一八は周辺を見回しながら歩く。本当に真っ白な霧だよな。どっちかって言えば霧って言うより…煙みたいだ。
「…ッ?!」
「どうしたんだ?刃。」
「居る…」
俺は後ろに何か居る様に感じた。しかも1人じゃない…複数人に背後から付けられている。あんまり歓迎されていない一種の殺気を…
「やっぱり気のせいじゃ無かった様だな。刃が言うんだからな。この森に入った途端に霧が出てきた。霧に紛れて姿を隠し俺達の隙を伺ってた所だな。」
「一八も感じるなら、そうなんだろうね。」
「どうやら俺達は敵の術中にハマってたようだな。」
「出てこいよ。コソコソしないでさ。」
俺と一八が気付いた事でダリオも純弥も見事に敵の術中にハマり、更には俺達の隙を伺って隙が出来た瞬間に背後から襲うって所だろう。
「「「「…ッ?!」」」」
俺達4人は急な出来事に唖然としてしまった。いや、そうせざるを得なかった。
地面からトーテムポールが出てきたのだから。
