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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第4章 第4話 ギルド全員集合


「お前の手品を1つ1つを説明していくとだ。まずは瞬間移動についてだ。瞬間移動の手品のタネは俺とお前の周りを取り囲む様に立ったトーテムポール。そのトーテムポールをお前が適当な柱に通過する事で、その同じ柱の何処かっていうよりお前が選んだ柱に空間移動が出来る。それが瞬間移動のタネ。」

「……」

「そして俺の攻撃を無力化したトーテムポールだ。さっきも言ったがトーテムポールの1つ1つの形や絵柄には意味があり、そのトーテムポールを立った場所から後ろは、あらゆる攻撃も無力化って所だ。だが、あくまでも゙人体に対する攻撃゙の無力化で゙柱には耐久力゙は見た目ほど余りないようだな。」

イケメンのトーテムポールの観察と仮説を純弥は全てタネまで何もかも理解して、そして更に純弥は続けて言う。

「そして、お前のトーテムポールは1本1本の柱を見極める事によってトーテムポールの効果が違う。そんなもんだろ?」

「……どうやら俺の負けの様だな。相性が良くないし更には、かなりの分析力と見た。これは俺が負けを認めるしかねぇんじゃあねぇか?」

イケメンは負けを認めて地面に胡座で座り込んで頭を項垂れて大きく溜め息をする。

「ハァ…イケメンの俺がこんな不様な負け方とは。」

「イケメンって言うワードはさておき、何故に俺達を狙った?」

「あぁ?それは、お前らを取っ捕まえて魔導軍に引き渡して金にしようってウチのリーダーがよ。イケメン順で言えば俺がリーダーだがな。」

「…お前らは賞金稼ぎか何かか?」

「いや全然違ぇよ。まぁ何て言うか、訳ありでな。」

「訳あり?」

「話はそこまでだ。お前ら。」

「「っ?!」」

すると林の向こうから声が聞こえたので純弥とイケメンは振り向くと左右に大きな翼をはやした男が立っていた。

「あっ!てめぇ!!よくもあん時は!」

「お前は…ガブリエル。」

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