
カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-
第1章 第1話 運命のカードに身を任せる
その堂々と建っているマンションは高層マンションで純弥はその1番上に済んでる。夜になると夜景が綺麗なんだよね。
それに上に行くときはエレベーターで出入り口には防犯カメラだし。
そんな事はどうでも良いとして俺は出入り口に行き目の前に数字の書かれた番号がある。部屋の番号を打ち込んでインターホンを鳴らすんだよね。
俺のアパートのインターホンはそろ寿命なのか音の出が悪いんだけど。
俺は純弥の部屋の番号を打ち込んでからインターホンを押す。
【刃か。入って良いぞ。】
「はーい。」
すると出入り口が開いて俺は高層マンションの中に入る。
「それにしても、いつ来ても綺麗な内装だよな。」
手入れが行き届いていて、いつ来てもピカピカにされている。そして俺はエレベーターを見付けてエレベーターに入って純弥の居る頂上の行き先ボタンを押す。
エレベーターはどんどん上に行くが、いつも思うんだけど中々辿り着かない。つまり長いんだよね。
エレベーターから外の景色を見ているが段々と何から何まで小さくなっていく。
「まるで人がゴミの様だ!」
別に良いじゃん。俺1人なんだし確かに中2病かもしれないけどさ。言いたくなる衝動ってあるじゃん。
そう自分で自分を少し痛々しく惨めになりながら言い訳をしていると目的の頂上に辿り着いてエレベーターの扉が開く。
そしてエレベーターの目の前には純弥が出迎えてくれた。
「刃…腹が減った…」
「第一声がそれかよ。食材はあるのか?」
「沢山あるから刃が腕を奮って料理が出来るぞ。」
「おーい。少しは手伝ってくれても良いだろー?」
そんな事で純弥の部屋にあがり込む。するといつ見ても広々としたリビングに純弥の綺麗好きなのか掃除が行き届いている綺麗な部屋。
そしてピカピカに磨かれた様なフローリングに大きい液晶テレビ。そしてインテリ感が漂う机に机の上にはパソコン。
