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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第2章 第2話 マギ・ウォールド


そして俺と純弥は息を上がらせながらドラゴンから距離を置いて物陰に隠れながら作戦会議をする事にする。

「ハァ…ハァ…あのさ純弥。」

「あぁ…分かってる。今の俺達じゃあ…ドラゴンは倒すには厳しいって事だろ?」

「ハァ…その通りなんだよな…正直、純弥のノイズ・ザ・フール-騒音の愚者-は音撃って言う能力は分かった…でも!」

「言いたい事は分かる刃。だけど焦っては余計な緊張を生んで冷静な考えが出来ないぞ。」

「…っ!!」

「大丈夫だ。現にまだあのドラゴンは間抜けなのか俺達には気付いてはいないからさ。」

「だから気付かない内に!」

「だから冷静になれ刃!」

純弥はただ焦る俺を落ち着かせようと俺の右肩に純弥の手を置き取り敢えずは冷静な考えが出来る様に落ち着かせる。

その手は重々しい一種のプレッシャーに近いが純弥なりの渇を俺に入れたんだと思う。

「悪い…純弥…」

「良いんだ刃。こんな状況で焦らないのは、刃がそれほどに危機感を感じている証拠だ。」

「だよな…サンキュー純弥。」

俺は冷静さを取り戻すと純弥は安心したのか優しく細い笑みを浮かべては俺も少し照れながら笑う。

「それでだ刃。そのバインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-ってのは刃自身も気付いてはいるかもしれないが、まだほんの極一部しか把握出来ないんだと思う。」

「うん…それで一旦、引いて作戦をさ。」

「バインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-か…バインドか…バインドって確が縛る゙って意味だった…」

「縛る…あっ!そうか!そうだったのか!!」

俺は純弥の言ゔ縛る゙っていうキーワードに気付いた。本来の俺のバインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-の能力を…

「つまり俺のバインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-は相手を拘束する事だったんだよ!」

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