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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第2章 第2話 マギ・ウォールド


「そうか…つまり刃のキャリバー・カードの能力バインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-は相手を拘束する事…そしてバリエーションとして何か硬い物を巻き付けて物理的な攻撃も可能…」

「あっ!その手もあるか!!でもさ。よく見るとさ俺のバインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-ってさ鎖と鎖の先にある楔まで大きさが調節出来るみたいなんだよね。」

「そうだとすればだ…刃のバインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-を限界まで小さくして生物の体内に入り込んで…そこからイッキに限界まで大きくすれば体内から抉る様に身体の破壊も可能だよな…」

「おぉッ!!さすが純弥だな!あっ!良いこと思い付いた…」

「何を思い付いたんだ?」

バインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-はまさに物を巻き付けて縛るのが本来の目的。だけど俺自身であり鎖同士を結んだら…

「ニシシ…それはだな純弥!俺の右足にバインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-をいっぱい出して鎖同士を巻き付ける様に結び着けるじゃん?!」

「あぁ…それで刃は何をしたいんだ?」

「どんどん結び着けて円錐みたいにすると右足だけ大きくなるじゃん!」

「まぁ確かにそうだな…」

「それでバインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-で高く飛ぶじゃん?」

「……まさか?」

「ラ●ダー・キックだよ純弥!俺、憧れてたんだよな!ラ●ダー・キック!カッコイイでしょ?!」

「……さて、刃のバインド・ハングドマン-緊縛の吊るされた男-の能力もだいたい分かったし作戦を練ろうか。」

「ちょっと待ってくれよ?!何でスルーするの?!」

「確かにキャリバー・カードの能力は使い方次第で色んなバリエーションがあるからな。良いんじゃないのか?ラ●ダー・キック。」

「へへっーん!」

純弥は半分呆れながらな顔をしているがドラゴンって言う非現実のファンタジーな危機の中でも少し和んだ。

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