
カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-
第2章 第2話 マギ・ウォールド
俺と純弥は湖の底まで見える程の透き通る綺麗な正に水色の色が当てはまる湖で休憩する事にする。
俺は直ぐ様に湖に向かって走り出して水面に頭を突っ込み湖の水をガブ飲み。
「ふぅ!生き返る!」
「おいおい。そんなに焦らなくても水は逃げはしないぞ。どれ俺も飲むかな。」
純弥は丁寧に両手で水をすくい口に両手を運び水を一口。
「うん。全然問題ないな。」
「ついでに汗でびしょびしょだし水浴びでもするかな。」
「お、おい。あんまり清水を汚すな…って聞いてないな。」
俺は純弥の話を全く聞こうとせず、直ぐに服を全て脱いで湖の中に助走を着けて勢いよく飛び込む。
「ふぃ!気持ちいぜ!純弥ッ!!お前も来いよ!」
「あぁ。分かったよって!水を掛けるなよ!」
「へへへーん!」
俺は湖に飛び込んでみたけど足は着くけど顔を出せるのがやっとの深さだな。
俺は大きく息を吸ってから息を止めて湖の中に潜ると湖の中は本当に澄んでいて遠くまで見える。それに色んな魚達が楽しそうに泳いでいるのが分かる。
俺は良いことを思い付いたから純弥に伝えようと浮上する。
「純弥ッ!」
「どうした?刃。」
「今日の晩飯を見付けたぜッ!!」
「頼むから主語なしで言うのは止めてくれ。」
「たから…湖に魚がいっぱい居るから魚を捕まえて今日の晩飯にしようぜ!」
「なるほどな。そろそろ日が暮れそうだし魚も生で食べるのも良くないから俺は適当に薪を集めて来るから刃は魚を捕まえてくれ。」
「任せた!!」
「大丈夫なのかアイツ…取り敢えず俺は薪を集めるだけ集めるか。」
俺は直ぐに息を大きく吸ってから息を止めて再び湖の中に潜り今日の晩飯を捕まえに行く。
魚を見付けて…そぉっと近付いて…捕まえたッ!って思ったけどスルリと糸も簡単に逃げられちまった…
