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「俺達をここに連れてきたガブリエルは恐らくこのマギ･ウォールドのヘソと言われるユーアシアっていう場所に何かしらの意図があって連れてきたんだと思う。そしてガブリエルは俺達にギルドと呼ばれる仲間を集めろって言ってた。」

「つまり…このユーアシアって国の何処かに俺達と同じようにファンタジーな世界に放り込まれた人達が居るってこと？」

「そうだな。確か俺達のギルドは恋人、戦車、隠者、節制、悪魔、塔のキャリバー･カードを持つ仲間だったな。」

「まぁ…そうだけどさ。確かガブリエルはﾞしかし気を付けろ。ここの国にはお前達の敵が居る事もなﾞって…」

「…俺の考えとしてはだ。いや、ほぼ確信に近いかもしれないがこのユーアシアって国には俺達の敵つまり違うギルドも居る。そしてユーアシアって国は旅のスタート地点と呼ばれる様に意図的に仕組まれたって所か。」

「でもさ…やっぱりガブリエルの目的がイマイチ分からねぇよ。」

「ふぅ…そうだな。俺達が何故に仲間を集めて旅をしなければならない理由が今一つ分からない…が俺達は１日も早くギルドを見付けて旅に出るのが得策だな。」

「なんでさ？」

「まずは金の中身を確認してみろ。」

「うん…」

純弥は革袋に包まれた金を俺に渡して中身を見て金貨を数えてみるとジャスト２０枚があった。

「ちょうど金貨が２０枚あったぜ。」

「実は俺も金貨がジャスト２０枚だ。」

純弥は革袋を開けて金貨を取り出して俺と同じジャスト２０枚の金貨を確認させてから純弥は説明を続ける。

「恐らくだが俺達のギルドも俺達のギルドもこの世界に放り込まれた連中全員には平等にこの地図と２０枚の金貨が与えられているはずだ。そして、この金貨の価値だ。」

「価値？」

「まぁレートだな。このマギ･ウォールドは金貨、銀貨、銅貨の順番に価値が定められている。」

「ふーん…それで？」