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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第2章 第2話 マギ・ウォールド


俺は本当に興味なさげに横になりながら純弥の話を聞く。

「地図に書いてあったのがだ。平均の1人飯1回で銅貨が7枚。寝泊まりが1人平均的に銅貨50枚から銀貨1枚だ。銀貨の価値は銅貨100枚。金貨の価値は銀貨100枚って書いてあった。そして今、俺達の手元には無いが金貨100で白金貨(はくきんか)と呼ばれる金より価値のある白金貨つまりプラチナだ。」

「それは分かったけど何で純弥は早めに仲間を集めて旅に出た方が良いの?」

「……」

なんだよ?その…お前はつくづく馬鹿だな。頭の回転が悪いな。悪知恵だけしか働かない野郎だなって顔はさ…

「つまりだ。旅に出掛けるのも金が必要な訳だ刃。チンタラ、チンタラとしていると金も減るわけだ。金を手に入れるには働かなくちゃイケないし。まず働くにも…」

「なんなら俺がコックで純弥がギターで稼げば良いじゃん?」

「あのねぇ…確かにそうだけど。とにかくだ。明日にでもギルドを探しに街に行くぞ。お前みたいな大食漢だと金が減るのが早くなるからな」

「もぉ…純弥は心配性なんだから」

「お前が楽観的過ぎるんだよ。取り敢えずだ今日は早く寝るぞ。」

「はいはい。分かったよ。」

俺と純弥は火を弱めながら明日に備えて今日は寝ることにする。俺は横になったのは良いけど、まだ興奮して眠れそうになかった。

だから俺は仰向けになって星を眺める事にする。あのキラキラと輝く小さな、小さな宝石の様に散りばめられた星を眺める。

星を眺める様になったのは確か…家族が居なくなってから裕香さんに引き取られてから俺が心を閉じて…

更に俺は部屋を一歩も出ないで何もかも閉じこもった時…

裕香さんが夜にドライブに連れてってくれたんだ。俺は乗り気じゃなかったけど裕香さんは『良いものを見せてやるよ刃』って優しく微笑んだ。

それで連れてもらったのは丘の上…

そこには流れ星が無数に流れていて俺はいつの間にか夢中になってた。

それで裕香さんは……
あぁ…もう眠いや…

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