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カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-

第2章 第2話 マギ・ウォールド


ジャングルから鳥の群れからが羽ばたく音で俺は目を覚ました。日の出が強く眩しく俺は起き上がる。

少し寝惚けて居るのか何故に俺がこんなジャングルで寝ているのか分からなかったけど一瞬で昨日の事を思い出した。

「そうか…昨日から俺、ファンタジーな世界に純弥と一緒に連れてこられたんだ…」

純弥はと言うとまだグッスリと眠っているから取り敢えずはまだ起こさないでおく。

俺は寝ている間に寝汗をかいたらしいから、このままだと身体がベトベトして気持ち悪いから湖で水浴びする。

服を全部脱いでから純弥を起こさない様に静かに入る。

やっぱり湖じたいが綺麗なんだけど日の出によって反射される湖は少し赤みを帯びていた。

俺は仰向けになってプカリと浮かんで…

ただボォーっとしている。眠気がまだ取れないのか少しマブタが重く感じる。

ただ水の波立てる音とジャングルから聞こえてくる優しい風に何故だか心が落ち着く。

俺は汗を流した後に湖から上がると既に純弥が起きていた。物凄く寝起きが悪いのが分かるんだけど。

「おはよう!純弥!」

「あぁ…おはよう。」

相変わらず寝起きの悪い純弥は目が覚めて起きてから30分は自分から何も喋らない。だから街に行くのは純弥が完全に目が覚めてからだな。

「純弥。先に昨日の果物食うぜ?」

「あぁ…俺の分も残しといてくれ。俺は先に顔を洗うから…」

「りょうかい、りょうかい。」

昨日、朝飯用に残しておいた果物が7個だから半分こには出来ないな。

「純弥」

「あぁ…?」

「果物が7個だけどどうする?」

「ん…俺は2個で良いから残りは食って良いぞ…」

「はい。」

そんな事で俺は7個ある内の果物5個を頂いて残りは純弥の分を残しといて先に俺は果物を頂く。

「ん…物凄く糖度が高いや。それにジューシーで、このまま食うのが勿体ないや。」

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