
カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-
第3章 第3話 恋人-ラヴァーズ-と戦車-チャリオッツ-
そして続けて純弥は俺も正直言って気にならないと言われれば嘘になる核心とも言える質問をする。
「お前達は何でこんなにも服がボロボロで顔にはかすり傷だらけだったんだ?」
純弥が2人に質問した後には2人は少し間だけ黙り込むが先に口を開いたのは黒髪と白髪の入り交じった男の人だった。
「信じて貰えないかもしれないけど…あぁ。名前がまだだったね、僕はダリオ。宜しくね。彼は一八(かずや)って言うらしい。」
「一八(かずや)だ!宜しくな。」
ダリオはくせ毛の茶髪の一八を自己紹介すると俺はダリオに対して気になる発言があった。
「なぁなぁ、ダリオ。ダリオと一八って知り合いじゃないのか?」
「実はと言うとね。昨日初めて知り合ったんだよ。」
「まぁな。このダリオとは偶然出会った感じだったんだよ。」
一八は何か訳ありな感じな態度で腕組をしてダリオと一緒に行動していたみたいなんだけど何でだろ?
「そうだ。事情を説明するとね。僕も一八も変な占い師に引き止められて気が付いたら…ね?」
「あぁ。俺もダリオは偶然だが一緒に占い師に引き止められ何故か急に倒れ込んだジャングルから奥の方だったのか?そしたら急に素早い恐竜みたいな群れにな?」
「うん。占い師からいつの間にか能力を貰ってたらしくてね。゙闘う思い゙を込めたら能力が発動してね。」
「なんて言うんだ…アレだよアレ…キャリバー・カード…だっけ?」
「「?!」」
変な占い師。気が付いたらジャングル。闘う思いを込める。キャリバー・カード。そのキーワードに俺と純弥は驚きを全く隠せない。
「どうした?刃に純弥。こんなに驚きやがって…ハッキリ言うけど嘘ならもっとマシな嘘つくからな。」
「うん。不思議な事に本当なんだよ。僕達の事を信じてくれれば嬉しいんだけど…」
これは嘘や作り話なんかじゃない。信じるも信じない以前に俺と純弥が全く同じ体験をしたそのまんまの出来事だから…
