
カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-
第3章 第3話 恋人-ラヴァーズ-と戦車-チャリオッツ-
「ブレイク・ナックルッ!!!」
一八のエンジン・チャリオッツ-熱機関の戦車-は魔導軍の拳をぶつけ合うの様に強烈な拳が炸裂してドーピングした魔導軍に無慈悲な程に腕から先が吹き飛ぶ勢いで魔導軍の腕を粉砕した。
「一丁上がりっ!!」
一八が魔導軍を倒した事でガッツポーズを決めるともう1人の魔導軍がダリオとの戦闘中に仲間を気にかける。
「貴様!よくも!!」
「あれれ?よそ見をしていて良いのかな?」
「くっ…」
ダリオの指示でナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-がマギカ・アローを展開させる魔導軍に大きなメスで切りかかるが、魔導軍は避けて距離を保つ。
「ふん!不意打ちとは小癪な。」
「戦いの最中によそ見をするのがどうかと思うよ?さぁ…ナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-切りかかって。」
「間抜けめ!近距離の相手が遠距離相手に近付けると思うかッ!」
魔導軍のマギカ・アローは自分の周りから迫ってくるナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-に魔力の矢を放つ。
「間抜けはどっちだか…」
「なに?!」
ナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-は無数に放たれる魔力の矢を避けつつも魔導軍に近付いて接近戦に持ち込もうとするが…
「しかし良い線はいっているが仮にも軍に所属している俺がこう言う展開も想像しないと思ったか!!」
するとナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-が魔導軍に近付こうとした時にほぼ零距離でのマギカ・アローを一発だけ放つが…
「やっぱり君は間抜けだよ…」
「なぁぁああにッ?!身体が可笑しな方向に…ぐあっ!!」
そう。ナース・ラヴァーズ-看護婦の恋人-は人としては有り得ない方向にグニャグニャに関節を曲げて魔導軍の一瞬の隙をつき間髪入れずにメスで魔導軍を切り裂く。
「腱を断裂させたから暫くは身動きが取れないよ…」
マギカ・アローの魔導軍は足から血を吹き出し倒れ込んだ…
