
カード×ロワイヤル-異世界転生への奇妙な旅-
第3章 第3話 恋人-ラヴァーズ-と戦車-チャリオッツ-
「喰らいなさい!ゴールド・ラッシュ!!」
「無駄だ。」
純弥はノイズ・ザ・フール-騒音の愚者-の弦をピックで弾き音撃によって敬語男から出てくるコインを弾こうとする。
「甘くみるなよ糞ガキが。」
「なに?!ぐあっ!!」
純弥が音撃でコインを弾こうとした時にコインは途中で消えてた。そして消えたと思っていたコインが純弥の目の前に現れて純弥の身体にコインが突き刺さる。
「いったい何が…」
「随分と不思議そうですね。私のコイン・ダイヤ-撃ち抜く金貨-は空間から空間へと私の意思で撃ち抜くキャリバー・カード。つまり…」
「ぐっ…」
敬語男は純弥の居る別の方向でコインを1枚だけ撃つとコインが消えて、また消えたコインが別の方向から純弥の目の前に現れて純弥の右足に撃ち込まれる。
「いや…実に滑稽ですね。生意気な糞ガキをいたぶれるなんて至福の時ですよ。」
「ふん。やっぱりアンタみたいなのはプライドをヘシ折りたくなるよ。」
「生意気な!ゴールド・ラッシュ!!」
敬語男はデコに青筋を立てて眉間にはシワを寄せながらライフルの様に無数のコインを撃つ。そしてコインは消え、消えたコインは再び純弥の目の前に現れて撃ち抜かれようとした時…
「やれやれ…芸がないな。」
「っ?!」
純弥はノイズ・ザ・フール-騒音の愚者-の弦をピックで素早く弾くと純弥の周りには音の衝撃波が純弥の身体全体に包まれコインは全て弾かれた。
「まぁ確かにアンタの能力は厄介だ。予測は着かないし、中々のトリッキーだが…相性が悪かったな。」
「ぐっ…ゴールド…」
「俺のソロギター。パンクロックでノイズ・ファング-騒音の牙-」
純弥はノイズ・ザ・フール-騒音の愚者-の弦に素早くかつ激しくピックで弾くと鼓膜が破れるような激しく不満を爆発をしたような音が流れる。
「ぐあぁぁああッ!!!耳が…耳がぁぁああ!!」
敬語男は地面に倒れ込み気を失う…すると純弥はあることに気付く。
「囲まれてる…」
