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恋してキスして抱きしめて

第9章 あの、立場逆転してませんか?

こ、

こ、

恋してますって言ったよこの子……



なんかいきなりすごい積極的になったよね!?


純粋無垢な天然はどこいっちゃったの!?


思わず一歩下がる。



「………ちーちゃん。
俺のことまだ何も知らないだろ?」

「教えてください、これからいっぱい」

「でも俺、ちーちゃんには相応しくないと思うし……」

「そんなの、分からないじゃないですか」



だよねーー!!


なに今の情けねぇ発言!


草も食わねぇ光合成男子じゃあるめーし!


むしろ俺は………



「……俺さ、遊び人なんだよ」

「………遊び人?」

「そそ、色んな女とね」



適当~に、ふらふら~としてるんだよ。


初めて恋する男がそんなんじゃ嫌だよね~


そう言ったことで、やっと冷静になれそう


……だったのに



「………遊んでください」

「え?」

「それなら、あたしとも遊んでください!」



どえぇぇぇ~~~!


も、もう


俺の心臓破裂しましたけど~~~!!

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