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恋してキスして抱きしめて

第14章 友人の言葉

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「はいっ、アイスココアお待ちっ」

「……ありがとう」

「千夏の為に、1リットルのパックで常備してあるんだよ~♡」



大学から徒歩5分。


ユーリさんが連れていってくれたカフェとは逆の方向に、陽菜ちゃんのアパートがある。


小さなローテーブルの上に、買ってきたパンを並べていると


イチゴ柄のグラスに氷を入れて、陽菜ちゃんがアイスココアを持ってきてくれた。



「ささ、食べよ食べよ!
千夏は喋って喉渇いたと思うから、先に飲みな~」

「うん、いただきます」



陽菜ちゃんがお惣菜パンにかぶりついたのを見て、あたしもグラスを手に取った。


途中にあるパン屋さんに寄って、このアパートに着くまでの間に


昨夜、ユーリさんの家に泊まったところまで一気に話したから


陽菜ちゃんの言う通り、喉はカラカラに乾いていた。

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