恋してキスして抱きしめて
第16章 俺は、ここにいる
「……っ ん……!」
ユーリさんの指が、お腹の下からさらに下がって
膨れ上がった小さな蕾で止まると、そこだけ押し潰すように力を入れてきた。
「……あ、いや……っ」
ベッドに倒されているのは、あたしだけで
ユーリさんは足の間に座ったまま、刺激を与えている反対の手を、あたしの中心に近付ける。
「……っ んぁ……」
「千夏、もっと声出せよ」
「……んんー…っ」
「もっと。 全然足りねぇ」
あたしの中に、何本か指が入ってきて
押し広げるようにして、水音をわざと出しながら動かされて
閉じたいのに、あたしの足はさらに左右へと開いてしまった。
「……っ 変になっちゃいます……!」
「変じゃないよ。もっと喘いで」
「…あ、ん……っあ、あ……」
あたしの1番恥ずかしいところが、大変なことになってる。
刺激が全身に広がって、前に味わった時と同じ、意識が遠退いていく感覚。
だけど
その直前で、ユーリさんの指の動きが止まった。