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恋してキスして抱きしめて

第4章 朝倉家の天使、ご対面

昨日、24Fから戻ってくると


俺のデスクの上には、缶コーヒーや菓子類が大量に盛られていた。



『~~~なんの真似だ!』

『ユーリさんってやっぱり人気あるんですねぇ。
舞は感動です。
皆さん、少しでもユーリさんが元気になればって次々に……』

『どうみてもお供え物だろうが!』



マジで最低!


花が無いだけまだマシだけど、お元気でなんて色紙まで書きやがった奴もいる。


俺はイライラしながら、柱の影からこっちを覗いている主任の元へ行き


平日の今日、有給で休みたいと申請をした。



『明日1日休むだけでいいの!?』

『……休みですが、正直言って仕事に行くようなもんです』

『仕事!?何の!?』

『常務から直々に、特別任務を……』

『ストップ!やっぱり言わなくていいよ!
ヘタに関わりたくないし!』

『…………』

『頑張れユーリ!
お前はイケメン超イケメン!!』



~~~それでも上司か!!


一目散に去っていく主任の後ろ姿を睨みながら、俺は今日行くはずだったアポを全てキャンセルした。

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