
義父×義娘。
第32章 *旅行
「こちらこそすみません。」
と謝っていると男の子も
「ごめんなさい。」
と謝ってくれた。
「これで仲直りね?どれがいい?」
旭山動物園で買った、キャラクターの絆創膏を見せると男の子がキラキラした目で
「ペンギンさんがいい!」
と言うので1枚あげると
「お姉ちゃんありがとう!」
と言ってお母さんと一緒に歩いて行った。
後ろにいた義父に、
「行こうか?」
と声をかけると、ぼーっとしていたようで反応がなかったので手を掴んでみた。
「行こう?」
もう一度声をかけて手を引っ張っていった。
しばらくしても様子が変わらないので、日陰に連れて行って冷たい飲み物を買ってきた。
「大丈夫?」
「暑いからへばったのかも。」
「もうチェックインできる時間だしホテル行こ?運転大丈夫?」
「うん、それくらいは大丈夫。」
ホテルに着くと部屋でのんびりした。
