
義父×義娘。
第34章 お正月
年明けまであと1時間。
山頂は混み合っていた。
はじのほうで友だちとLINEをしながら時間をつぶしていると年越しまであと10分になった。
義父が手を出してきたので繋ぐとポケットに突っ込まれた。
「あったか。」
「カイロ入ってるからな。」
繋いでる手の間にカイロを入れられた。
「あ、あと3分だ。」
時計を見ていると義父に手をぎゅっと握られた。
首をかしげて見上げてみると星がとても綺麗だった。
「5、4、3、2、1…」
どこからともなくカウントダウンが始まると年が明けた。
