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恋人契約

第3章 夢の中で

コンコンッ

ノックをする声が聞こえた。

「山口でございます。」

山口さん?

誰だっけ?

あ、執事の。

「あ、どうぞ。」

「失礼致します。昼食はいかがなさいますか?」

昼食?あ・・・俺そんなに寝てたんだ。

「えっと・・・いただきます。」

「苦手な食べ物等はございませんが?」

うわー。

この人めっちゃしっかりしてる。

「ピーマンとにらが・・・」

「わかりました。すぐご用意します。」

「あ、はい。」

てか・・・俺の嫌いなものピーマンとにらって。

子供かよ。

なんか・・・仕事がないって幸せなんだろうけど、落ち着かない。

一人でここいても退屈だしさ。

はー。

俺とんでもないことに巻き込まれちゃったな。

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