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恋人契約

第3章 夢の中で

あれから数時間。

ガチャッ

龍さんが仕事から帰って来たようだ。

お帰りって言った方がいい?

「あ。お、お帰りなさい?」

これでいいのかな?

「ああ、ただいま。」

あ、笑った。

いつもこの顔だったら怖くないのにな。

「皇、こっちへ来い。」

なんだろ。

龍さんはベッドに座り横に座るよう言った。

「あの・・・何ですか?」

「何だと?俺たちは一応恋人だ。夜にやることと言ったらひとつだろう。」

ですよねーーー!!

逃げようと試みた結果、簡単に押し倒された。

「ん・・・っこれも・・・恋人契約のシゴトですか?」

「・・・当たり前だ。」

龍さんはキスを身体中にした。

さっさと終わればいいのに・・・

セックスなら解して突っ込めばいいじゃん。

「んっあ・・・っやだ・・・」

龍さんは俺の手を自分のネクタイで縛った。

「なんで・・・ああっ」

「抵抗ができないように一応だ。」

「や・・・ああっそこっ舐めちゃだっめ・・・」

なんで俺、この人とセックスするの嫌なんだろ。

契約だから・・・?

なんだろう。

この気持ち。

「んっはああっ」

「いれるぞ・・・」

「くっあああああっ」

嫌なのに・・・気持ち良すぎる・・・

その夜は、何回もイかされて疲れはてた。

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