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恋人契約

第4章 非日常

「え、と・・・大丈夫です・・・か?」

「こ、怖かった・・・。」

俺は放心状態だった龍さんをここまで引きずってきた。

ようやく人格を取り戻したようだ。

「つ、次は、龍さんの好きなところにしましょう!どのアトラクションが・・・」

「これ。」

「これ・・・ですか・・・。」

こいつ・・・

マジでエスパーか?!

この世で一番嫌いなものがお化けなのに・・・

お化け屋敷行きてぇとはどういうことだ!!

「あ・・・と・・・他のは・・・?」

「これ。」

コノヤロウ。

今ニヤッと笑いやがった。

ぜってー、仕返しする気だな?

ならこっちもやってやる!

俺に怖いものなんて・・・

「もしかして・・・怖いのか?そんなわけないよな?」

ぐぬぬ・・・

やってやるぜ・・・

ギャフンと言わせてやる。

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