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恋人契約

第4章 非日常

ー※皇side※ー

「龍・・・さん?」

本当に・・・来てくれた?

龍さんだ。

「皇・・・大丈夫か?」

「へーき・・・です。」

ホントは身体中熱いんだけど・・・

「あーあ。この子殺そうかと思ったのに。なんで龍さんはそんなにタイミング悪いの?」

殺す?

俺・・・が?

「よかったね、皇くん。」

「お前・・・俺は電話で言ったはずだ。ぶっ殺すと。」

「好きにしてよ。海に沈めでもしたら?」

龍さんが人を殺す?

「そうか・・・じゃあそうさせてもらう。」

「だめっ!龍さん!人殺しちゃ・・・ダメっ」

俺は必死に止めた。

「だが!」

「ダメ・・・俺のこと守るって言ったじゃん・・・。」

それなのに人殺しなんてしたら、約束破ることになるじゃん。

やだよ・・・。

「皇・・・。」

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