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恋人契約

第2章 始まり

ブロロロロッー・・・

車の動く音以外何も聞こえない。

車内は静寂に包まれていた。

「お前いくつだ?」

やっと口を開いたと思えば・・・

「20です。」

そう言うとそいつは目を丸くして驚いた。

「それと・・・お前は俺に買われた。分かるな。」

「は?」

思わず間抜けな声がでた。

「まずはへそにピアスを開ける。」

え?へそピアス?

「俺のルールで契約の証としてへそにピアスを開ける。」

「嫌だ!そもそも俺は・・・」

「そもそも・・・なんだ?」

怖い・・・オーラが黒い。

「あ、あの名前って・・・。」

「ああ、龍でいい。」

怖い・・・なんで俺がこんな目に・・・。

なんとなくで俺を選らんでんじゃねーぞ。

「あの・・・なんで男の恋人が必要なんですか?仮の恋人なら女の子に頼めばいいのに。」

「ああ・・・それは俺が女を生理的に受け入れないんだ。いわゆる女嫌いなゲイだな。」

ゲイ・・・。

さらっと自分の性癖言ってるけど、結構ヤバイこと言ってるよな?

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