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大宮ピンク変

第1章 大野変

大野さんは俺の尻と、脚を見ていた。

俺はTシャツにパンツ一丁である。

大野さんは男物のパンツを履いた女の尻と脚を見てるってことになる。

俺は声も音もなく振り返った。

大野さんの目を逸らすスピードは半端なかった。

噛み付く。

「何見てんだよ、浮気者!」

「お前の脚だろ、浮気じゃねーだろ!」

「て言うかこんなときに俺をエロい目で見るとかどう言うことだよ。俺のこと全然心配してくれてねえじゃん、じゃあいいよ、帰って。て言うか帰れよ」

どうせ大野さんがいたからと言って状況がどうにかなるとも思えなかったし。

むしろ状況がややこしくなるくらいなら、いない方がマシ。

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