君と僕と…
第3章 好きな人
女か?……
クソ……鍵掛けとけば良かった。
そう思っても、もう後の祭りだ。
ガラガラ
保健室のドアが開けられ、足音は一直線にこっちに向かってくる。
はぁ、本当に今日はツイてないな……
カーテンを開けられるとそこに立っていたのは、
今宵だった。
「え……??」
今宵は無表情の顔でこっちを見下ろしていた。
「なんか、用か?」
俺が話しかけると、今宵が無表情の顔を少し崩しながら言った。
「俺のせいで……」
まさか、俺を心配してきてくれたのか?
俺の心に暖かい何かが芽生えたような気がした。