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アクマにアソコを貸しました

第8章 彼氏いない(処女)歴=年齢じゃダメですか

だって、今のは仕方ないでしょう!?


「そりゃ一緒に居たいけど、魔力が強すぎてここに留まれないって言ってたよね…?」
二人の顔を順繰り見ると、マソォがちょっぴり得意げな表情をした。

「俺たちも5年の間に勉強して、研究したんだ。

俺たちがここ(人間界)とあっち(魔界)を行き来するには空間を繋げて…――

それをもっと目的を絞って、応用できないかと思って…――

で、契約料として捧げたものの大きさと運べる質量がだいたい比例してるからさ、…――

梓穏?梓穏、聞いてる?」

…聞いてたけど、頭の中を総・素通りして行きました。

「真赭、こいつの顔みれば聞いてるわけがなかろう。聞いてたとしても、理解しておらんだろうな」

私の目の前でヒラヒラと手を振ってから、多分梓穏は脳ミソの代わりに茶碗蒸しでも入ってるんだ。
ケィシには、そう結論付けられてしまった。

悲し過ぎる。

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