アクマにアソコを貸しました
第8章 彼氏いない(処女)歴=年齢じゃダメですか
「まぁ、つまりは俺たちの魔力をここ(人間界)から魔界に転送するって事なんだ。そうやって放出すれば周りに害を成す事は無くなる」
す……
「すごーい!それなら…
それなら、一緒に居られるねっ!」
思わず説明してくれたマソォの服の裾を掴んでしまった。
また一緒に居られるんだ――想像しただけでウルウルとしてしまう。
至近距離で見上げたマソォの顔は、さっきよりも僅かに頬が赤かった。
「でもね梓穏、その為の術にはキミの協力が必要なんだ。そしたら無関係では居られないよ。
さっきも言ったけど、一生――この先ずっと俺たちと一緒にいる覚悟ができる?」
こうやって念押しする以上、できるよ!と今の感情だけでそう即答される事を望んでいるわけではないのだろう。
「一生って事は、お前には普通の結婚をする機会はないって事だぞ。種族も違うから子どもも望めない。
そうなれば、梓穏一人の気持ちだけでは決断できないのではないのか?
今なら…何もしていない今ならここで別れて終わる事ができる。よく考えろ?
…………たった一度のお前の人生なのだからな」
す……
「すごーい!それなら…
それなら、一緒に居られるねっ!」
思わず説明してくれたマソォの服の裾を掴んでしまった。
また一緒に居られるんだ――想像しただけでウルウルとしてしまう。
至近距離で見上げたマソォの顔は、さっきよりも僅かに頬が赤かった。
「でもね梓穏、その為の術にはキミの協力が必要なんだ。そしたら無関係では居られないよ。
さっきも言ったけど、一生――この先ずっと俺たちと一緒にいる覚悟ができる?」
こうやって念押しする以上、できるよ!と今の感情だけでそう即答される事を望んでいるわけではないのだろう。
「一生って事は、お前には普通の結婚をする機会はないって事だぞ。種族も違うから子どもも望めない。
そうなれば、梓穏一人の気持ちだけでは決断できないのではないのか?
今なら…何もしていない今ならここで別れて終わる事ができる。よく考えろ?
…………たった一度のお前の人生なのだからな」