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アクマにアソコを貸しました

第10章 イカ?いいえ、津島です

いつでもいいので、お時間のある時に。

そう言った彼女の言葉に食い気味で
「オッケー、ええと今日…今夜ならたまたま空いてるよ。どう、今夜?」


ややガッツき風味の自分にがっかりする。男の余裕を精子と一緒に垂れ流しちまったんじゃねーか?
…あ、いやこっちの話。

そんな俺の葛藤など知らぬげに彼女はパッと笑顔になった。

「嬉しいです!先輩のご都合がよろしいなら、是非」

「キミの為なら、いつでも大丈夫だよ。どうする?どこかで待ち合わせる?」

そう提案すると彼女は考えるように小首を傾げてから微笑した。

「先輩さえ良ければ、このビルの玄関で待ち合わせるのはどうですか?」


まだ付き合っている訳でもないのに、あんな会社の人の目のあるところで待ち合わせでいいのか!?
「オレは構わないけど、モモちゃんはいいの?」

俺の問いの意味を解っているのか、いないのか
「はい、もちろん私も構いません」

萌々ちゃんは社内のアイドルと呼ばれているに相応しい笑顔を見せた。

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