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アクマにアソコを貸しました

第2章 これってモテ期じゃないですか

私の怒りに危険を察知したのか、興奮して立ち上がった瞬間、影が具現化してまとわりついた。


卑怯ものめ!

こんなに睨みつけてるのに、彼の作り物みたいな紫の瞳は面白がっている。

「応急措置として一旦匂いを鎮める方法としては」

言いながらゆっくりと顔を近づけてくる。
知ってる――思わず目を閉じて唇への感触を待つ。

それなのに、いつまでも触れてこない。

そんなつもりじゃなかったのに、ゆっくりと目を開けた時にはもう、ねだるような目をしてしまった。

「どうかしたのか?答えてみろ、正解しないと実演出来ないだろう――?」


その手に乗るか!、と思うのに唇は勝手に動いた。

「キ…スすると…?」

「惜しいな、半分正解だ。――正解は」

尖った肉厚の舌が私の唇をこじあけて、いとも簡単に侵入して来た。結局実演すんのか。


ちゅくちゅくと唾液を押し込まれ、それを嬉々として飲み込んでしまう。



「こうやって…」

ちゅくちゅく

「俺の唾液を」

ちゅぷ…ちゅぷ…

「体内に入れる事だ。正解しなかった罰として」


影が私の脚を掴んで思いきり広げた。

「ここに」

指をスッと上下に動かした。ショーツは真ん中から真っ二つに切れた。

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