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アクマにアソコを貸しました

第5章 近づいてるんじゃないですか

こ、殺し合う?
双子のうち生き残った方が生まれて来られるという事?

「そういう事になるな。

そっくりな俺と真赭の違いは瞳の色だ」


そう言って顔を近づけてくるので、少し後ずさる。
恐らくは紫の眼を見せようとしたのだろうが、この美麗すぎる顔は心臓に悪い。

「でも、どうして?実際見たのに、まだお腹にいるの?」

「そうだ。珠に蓄積した生気と魔力が、今、限りなく満杯に近い。

レベルがそこまでいくと、少しだけ姿を見せる事が出来る。ホログラム?いや、幽霊かな。実体はないが、姿は見える。
ただ、そんな事をすればせっかく溜めた生気と魔力を消費するからな」おい、聞いてるか?


そう言われても答えられない程、脳が痺れた。


満杯に近い…?
満杯になったら、ケィシとマソォは居なくなるの?


よっしゃー解放だぁー!そしたら今度はちゃんとした恋をして、彼氏を作ってえっちするんだ♪


………なんて思えない。

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