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アクマにアソコを貸しました

第6章 ロスタイム上等じゃないですか

…で?どうしてお二人はここに?

左斜め前には男同士で仕事の話しをしているケィシ。
右斜め前には女子社員に囲まれているマソォ。

そして隣には話しながら私の太ももに手を乗せている津島くん。

…貴様またイカの刑に処されたいのか?


「太ももに手とか、本当に止めて。セクハラだよ」
それに双子にバレたら、イカ臭の危機再びだよ。


「いいじゃん同期なんだしさ。つーか、お前はどう思う?あの蘇芳兄弟」


同期でもセクハラはよくないし、話し飛びすぎだよ!

津島くんはキョロキョロと周りを見回して私の耳に唇を寄せてきた。

「あの二人、なんか怖くねぇ?俺、なんでかすごく苦手」


それは本能だね♪あの夜を思い出すと、私も鳥肌が立つからね。

ブルリと大きく身を震わせた津島くんが

「ゴメン、ちょっとトイレ」

そう言って消えたきり、なかなか戻って来なかった。

津島くんがまさか男子トイレで今まさに壁ドンされているとは…

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