素直じゃない契約
第1章 プロポーズ?!
今日は女はいない。
日中も夜間もやっている風俗で働いていて、休みの日だと昨日のように男を家に連れ込んだりする。
自分の部屋に行き、ベッドに飛び込んだ。
「はぁ~…。何でこんな所に生まれて来ちゃったんだろ…」
1人だとそんなことばっかり考えてしまう。
人生ツラいことがあったら、楽しいことはその倍にある?
そんなわけない。実際楽しいことなんてなかった。
「あの女に迷惑かけて死んでやろうかな…」
虚しさが胸に広がり、いつしか目を閉じて眠りに落ちてしまった。