テキストサイズ

素直じゃない契約

第9章 対面



何で!?!?


「…沙羅に何か用があるんですか?」

『そんなとって食ったりせえへんわ。良いから部屋へ戻り』


有無を言わさずにするその顔は、
恭介の面影があった。


「分かったわ……」


恭介は部屋から素直に出ていった。

あたしは何を言われるのか…
契約がバレた……?!


『そんな強ばった顔をせんでええよ、ひどいことは言いません』


顔をあげると怖さはあるが、さっきよりは優しい顔をしていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ