素直じゃない契約
第11章 表と裏
ザッザッ
3人の男達があたしたちの前に立ちはだかった。
「何や」
『おい、契約解除ってどういうことだ』
知り合い…のようだ。
契約…何の話…??
「そのまんまやんけ」
『あの男を口説くのにどんだけ時間かかったと思ってんだ!』
「俺は精一杯見せつけたで、失敗したのは沙羅の友達に見られとったことや。腕のないやつは用無しや」
恭介は淡々と話していたが、
男達は切羽つまっていた。
『それなら…さよならだな』
男の懐から拳銃を出し、恭介に向けた。
「!!!恭介っ…」
バァンッッッ!!!