素直じゃない契約
第11章 表と裏
思わず目を閉じていた…
恐る恐る目を開けると、
『…!!!
やめてくれ殺さないでくれ!!!』
命乞いする男達。
拳銃を持ってた男は血を出して倒れていた。
隣を見ると恭介が拳銃を持ち、銃からは火薬の匂いがした。
「やめてやないやろ、そっちから手を出したんやから」
恭介は冷たく感情の無い目をしていて、
恐ろしく思った。
『頼む…!!殺さないでくれっ…!!!』
男達は怯えきっていて、涙を浮かべていた。
「いつかこの失敗の責任取ってもらうからな」
『うぅぅぅうわぁぁぁぁぁぁ』
足がもつれつつ、男達は走っていった。