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素直じゃない契約

第11章 表と裏



「恭介…あたしは…ただの婚約者っていう肩書きが欲しいためだったってこと…??」

「そうじゃなきゃ、組長が継ぎづらいんやねん。婚約者がおれば継ぎやすくはなるんや」


改めて言葉にされ、何とも言えない気持ちになった。


「じゃあ…あの男達は何だったの…??」

「殺し屋や」

「殺し屋…!?」


あたしは殺されそうになっていた…??


「別に殺そうとはしてへんで。あの結憂ってやつを利用しただけや」

「結憂…??」


今日起きたことを思い出した。


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