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「…探ってたんやな」

『諒が、兄さんと男が密談しているって…その男がある男子学生に入れ込んでる。
兄さんが誰かに指示しているようだってね。
信じたくなかったけど…
さっき、その殺し屋の1人確保したみたいだ。榊恭介に雇われてた、殺されるから匿ってくれって…』


理生くんは悲しい顔をしていた。


『兄さん…僕、兄さんのような人になりたいって思ってたよ。
でも…それが本当なんだよね??』

「…これが俺の本性や、理生も沙羅と同じで疑わないんやもんなぁ」

『残念だよ兄さん…こんなに…慕ってきたのに…
それならばっ…!!』


理生くんはあたしの傍へ来てしゃがんだ。