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「えっ…」

『ねえさん…』


このまま恭介といてもただ利用されるだけ、
理生くんの所で恭介を忘れた方が良いかもしれない…

その方が…落ち着くかも…。

でも恭介のことが…


「沙羅、理生を選んだらどうなるんやろな…??嫉妬して理生側のやつたちは皆痛めつけてまいそうやな…?」


恭介があたしの耳元で囁いた。

その瞬間、今日の帰り道のことを思い出した。


「卑怯なやつ…」

「さ、沙羅。決まっとるやろ??」

『ねえさん、僕と一緒に…』


理生くん…