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素直じゃない契約

第12章 2度目

「…」


まぁいないよね…

誰もいない屋上の真ん中に寝転がった。


「涼しいな…」


秋の涼しい風と暖かい太陽で良い気候だった。

あたしの長い焦げ茶の髪の毛を太陽に透かしてみる。


「恭介は黒だったなー…黒って真面目そうに見える…」


髪の毛の色も信頼してもらうように
真っ黒にしたとか?


「…そんなんへこむ…」


あー!また涙でる!!!

目を閉じて深呼吸すると、
恭介と理生くんが仲良くしている映像が思い出す。

理生くんまで裏切るなんて…
恭介…


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