素直じゃない契約
第12章 2度目
ー…
『それじゃ、沙羅バイバァイ♪』
「じゃねー」
恭介はさっきもう帰ってるのを見たので、
あたし1人…
まぁ最初はそうだったしね…
1人で帰ってると後ろから監視の人が遠くから着いてくる。
ストーカーみたい…恭介に頼んでやめてもらおうかな…
もうすぐ車の迎えがあるところまで着く。
このまま家に帰りたくない…
少し早歩きをして曲がり角を曲がる。
その瞬間思いっきり走った。
『姐さん!?』
走りまくって入り組んだ住宅街に入った。
族のときに追いかけるために走ったから、
足には自信があった。