素直じゃない契約
第12章 2度目
「!?!」
振り向かずに
蹴りをしようとしても
痴漢にものすごい力で手も足も押さえられていた。
痴漢は片手であたしのケツを揉み、胸を揉んできた。
『フーッフーッ…前から可愛いと思ったんだよね…ヘヘッ』
鼻息が耳にあたって気持ち悪い…
しかも前から…!?
前からこいつあたしのこと…!?!?
すると痴漢は胸からお腹へ、さらに下へ行きスカートをめくり触ろうとした。
やめっ…!!!
その瞬間あたしの方のドアが開いた。
思いっきり外へ飛び出した。
複数の人が駅で降りたので
痴漢が誰なのか全くわからなかった。
「ここ…あたしの地元…」
駅名を見たら地元に偶然来ていた。