素直じゃない契約
第12章 2度目
突然男の後ろから光があたった。
『なんだ!?』
「…!?」
そこには恭介がこちらに拳銃を向けて立っていた。
「そのこから手を離してもらえるか??」
『何だお前っ…へっ、どうせ撃てないだろ??』
男は恭介に殴りかかろうとした瞬間、銃声がなった。
『っっっ…!?!?』
「沙羅がビビるからな、やらんけど…
殺そうと思えば殺せるで??」
銃弾は男の殴ろうとした手の方の肩をかすめていた。
『何なのあんたっ…!?!?』
「おい」
恭介の一声で組の人達が女と男を縛り上げ連れていった。
「逃げようなんてするからこんな目にあうんや」
声は怒っていたけど恭介は寂しそうな目をしていた。