素直じゃない契約
第2章 突然の同棲
ー…
「ここから歩いてすぐやで!もう少しやー」
恭介の家の最寄り駅、
あたしの駅から20分くらい、電車1本で着いた。
「ねぇ。何で婚約者とかなんてあたしを選んだの??一番見た目も疎遠そうだし、言葉遣いだって…。借金なんて基本他人事なんだから気にしなくて良いじゃん」
「んー、前になお前がケンカしとるとこ見たんや。男に女が捕らわれててな、
俺がでようかと思ったんやけど沙羅が来て、あっちゅー間に倒して、そんな強い女もったいない!!!思てな、嫁に迎えたんや」
「…あたしより強い女なんてどこにでもいるけど」
「そうかもしれんけどなー、でも俺は沙羅がええねん」