素直じゃない契約
第5章 波乱
「何す…」
言いかけた瞬間に鉄パイプを顔に向けられた。
『あんたなんかが手を出しちゃいけないの。さっさと別れないとあんたなんか精神的に追い込んでやるんだから』
『自殺しちゃう前に別れないと~(笑)』
こいつらまじでムカつく…
下手にでてりゃ調子のりやがって……!!!
『何よその顔…、暴走族に入ってるだとか何だか知らないけど、こっちだってその気になればあんたなんかねー顔が分からないくらい殴れるのよ??』
『ほんっと、恭介くんに釣り合わないから。別れろよ』
『ねぇ』
女達の集団の後ろから声が聞こえた。